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歯の喪失した部分には従来義歯で咬み合わせを修復していましたが、現在はインプラントによって天然の歯のように機能させることが出来るようになりました。
当院ではスイスで開発された25年の臨床実績をもつストローマンインプラントを中心に治療を行っており、成功率は今や95%を越えています。また、
難しい症例の場合は、東京医科歯科大学病院、昭和大学歯科病院と連携して居ります。

どんな時にインプラント治療が有効か?
(どのような人にインプラント治療が合うか?)
義歯が異物感が強かった時、取り外しの煩わしさから開放されたいとき。
特に下顎の総義歯で土手(顎堤)がほとんどなくいつも痛かったり、安定の悪い場合に効果があります。
歯が抜けたところにブリッジを入れると残存歯を切削しなければブリッジが出来ませんが、削りたくない時にも有効です。

インプラントとは?
(どんな形)
歯の構造は歯肉の中にある部分が歯根、歯肉と骨の上にあるのが歯冠部です。 インプラント治療の場合、歯のなくなった部分にインプラント(人工歯根)を植立して、インプラントにアバットメント(支台部)を接続してその上に新しい歯冠を装着します。

インプラント例

インプラントの利点は?

  1. 天然の歯と同じ噛む力が発揮できます。硬いものも、粘るものも良く噛めます。
  2. 取り外し式の入れ歯に比べて、もちろん噛む力は強い。取り外したり、入れたりする必要もありません。入れ歯の維持装置の金属のバネもありませんから、他から見ても不自然さがありません。
  3. 取り外しの入れ歯のように、外して手入れをする必要がありません。天然歯と同じようにブラッシングすることが出来ます。定期的なメンテナンスをクリニックですることは絶対に必要です。
  4. 取り外しの入れ歯のように異物感がありません。発音も天然と同じようになります。
  5. ブリッジの場合のように隣の歯を削ったり、取り外し入れ歯のように維持の金具がかかる歯に負担をかけることがなく、健康的な歯を駄目にすることがありません。
  6. 天然の歯のように虫歯になりません。ブラッシングや定期的なチェックは絶対に必要です。
  7. ブリッジや入れ歯のように、作り直しの必要性もありません。インプラントの隣の歯が抜けた場合もその抜けた部分をインプラントにすれば良いだけです。

インプラントの欠点

  1. インプラント治療は保険が適用されませんから治療費が健康保険治療より高くなります。
  2. インプラントを骨の中に埋め込む手術が必要となります。しかし、現在はインプラントや切削器具、X−rayの進歩により安全で確立した手術となっていますから安心してお受けいただけます。
  3. 外科的手術が不可能な方には、適応できない場合があります。
  4. インプラントを植立して早くても6週間は骨とインプラントが十分結合する迄、歯冠を作ることはできません。しかし、どうしても必要な場合は仮歯を入れていることはできます。

診療の流れ

(1).診断・治療計画
パノラマX−ray・CTX−rayと全身状態、顎模型を十分審査して、インプラントが可能かを判断します。可能であればインプラントの種類、大きさ、本数、植立の方向を決定して、患者さんへ詳しく御説明のうえ御理解を得ます。
(2).埋入手術
局所麻酔により、歯肉を開いて骨をドリルで切削します。続けてインプラントを埋入し、歯肉を縫合し、手術を終わります。大体一週間後には縫合糸を取り除きます。1回の手術の時間は大体30分から長くても一時間半で終わります。手術時と手術後の痛みや不快感は天然の歯を抜くよりも少なく、ほとんどの方が痛みも無く腫れもなく、抜歯よりはるかに楽であったと手術後感想をもらしています。
(3).人工歯冠(上部構造)の印象・装着
手術後6週間から12週間後に歯を作るための印象(型どり)を行い、セラミック冠や金属冠を装着します。
(4).ホームケアと定期チェック
人工歯冠を完成、装着してから一ヶ月、三ヶ月、半年、一年と定期チェックを行い、ブラッシングがよく行われているか確認します。

インプラント例

インプラント例

ストローマンインプラントを主に使っている理由
本院ではストローマンインプラントを主に使用していますが、現在日本で流通しているインプラントは約30種類位あります。 その中でストローマンインプラントを使用しているのは次にあげる理由からです。

  1. ストローマンインプラントの製造はスイスであることです。スイスは昔から世界的に高い品質の製品を作る土壌を持った国であり、その国の製品であることがあげられます。
  2. そして、ストローマンインプラントは世界中で使用され、世界でのシェアが口腔インプラントでは第一位であるからです。
  3. 口腔インプラントは一度埋入されると一生口腔内で機能することになりますから、その製品が途中で製作会社がなくなったりして手に入れられなくなったりすることがあってはなりません。その点、ストローマン社は古い歴史と信頼ある製品制作出来、経営が安定している会社でありますから、突然会社がインプラント生産を止めて部品が手に入らなくなることはありません。
  4. 1980年Fritz StraumannはITI(international team for oral implantlogy)を創設して、ハーバード大学ベルン大学等始めとする世界有数の大学でストローマンインプラントの品質向上のため研究を行い、その研究成果がストローマン社の製品開発に反映されています。最近の研究成果はインプラントの骨内表面部にSLA(Sand Blasted、Large Grit、Acid−etched)サーフェイスにより骨との結合期間を1.5ヶ月に短縮させました。
  5. ストローマンインプラントの金属は純チタン(グレード4)であり生体親和性が優れ、アレルギーを引き起こさない、又、耐食性に優れているという身体に優しい材料を使用しています。
  6. ストローマンインプラントは手術が一回法ですみ、これも患者さんの苦痛を和らげ、歯肉の回復期間を短縮できて歯冠を早く作ることができます。

インプラント治療の現状と今後

30年以前のインプラントの役割は、不便な可徹性義歯(取り外しの入れ歯)に代わる治療が主であり、5年も持てば良いとされてきました。噛める事ときちんと清掃できる事が条件でもありました。しっかりとした土台となる安定した骨にインプラント埋入も条件がありました。

現在は過去の条件は当然となり、可徹性義歯はもとより固定性の中間欠損(ブリッジ)でもインプラントのほうがのぞましいとされて来ています。安定性骨が無い場合も骨移植や、骨造成(たとえばGBR)、サイナスリフト等によって骨の安定化を図ってインプラントを埋入出来るようになってきています。
噛めればよかったインプラントは現在、出来るだけ早く噛めるようにする早期負荷、すぐ噛めるように即時負荷が出来るようになりました。
矯正治療でもインプラントを利用して歯の移動が可能になったり、より早く移動出来るようになっています。

今後は患者様の満足、要求に応えられる治療、QOL(quality of life)の向上に貢献できる治療へ一歩一歩近づいています。
例えばすぐ咀嚼できる(即時負荷)も可能ですし、セラミック技術の進歩と相俟ってきれいな自然な歯並びも再建する事も可能になります。

当院では現在、確立した最上のインプラント治療を行っておりますので、インプラントについて疑問や不安をお持ちのかたはどうぞ遠慮なさらずにご相談においでください。相談は無料です。


<最新情報>
インプラント治療の進歩は目覚しく、2007年12月に「MI(ミニマルインターべーション)インプラント」という本が医歯薬出版から出されました。その要点を簡単にお伝えします。
21世紀からはインプラント治療も患者さん中心の治療の時代と言われ、最少のダメージ(浸襲)、最短の治療期間、患者さんの希望に添う治療の時代です。
歯科治療で一般的な歯につめる治療でもミニマルインターベーションの考え方が主流でなるべく削らず接着技法を使って最少時間で修復を終えることが優先されて来ています。外科の内視鏡手術のように適正診断と適切な治療機器と技術が必要です。
インプラント治療でも、CT検査と優れたインプラントと高度な技術が必要です。特に、CT検査は絶対不可欠です。
では具体的にどのようなことがインプラント治療で行われるかと云うと、先ず歯肉弁を大きく切り開いて手術視野を出来るだけ広くすることが手術の原則でしたが、歯肉弁を開けないフラップレス治療、あるがままの骨量を利用して骨の移植、骨造成を行わないグラフトレス。
骨の量の少ないところを避けてインプラントを斜めに植立する傾斜埋入法。
骨の量の少ないところに埋入するのに短いショートインプラントの利用が挙げられます。このためにはCT検査は絶対必要検査です。
このように1970年代から始まったインプラント治療も21世紀に入り更に改革が進み、今までインプラント治療をためらったり、断られたりした患者さんにも治療が出来るようになって来ました。又、患者さんの希望を優先することが可能となりました。
最少の浸襲、最短の治療期間、最少の治療が融合することにより、インプラント治療はもはや特別の治療法ではなくなった事をこの本は 伝えています。

●インプラント治療Q&A
Q.顎の骨に金属を埋め込んでも身体に害はないのですか?
A.使用する金属は、生体となじみ易く、腐食しないチタンを使用していますので安全です。
Q.インプラントはどれ位(寿命)持ちますか?
A.インプラント自体は錆びたり変質したりすることなく半永久的です。しかし一人一人の身体同様、それぞれ異なります。特に口の中の手入れは寿命に影響します。

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